参加費
無料
近年、顧客から従業員への迷惑行為を指す「カスタマーハラスメント(カスハラ)」の対策強化が各企業で実施されてきています。ANA(全日本空輸株式会社)では、乗客による不当な要求を抑止できるよう運送契約を定めた約款を改め、搭乗を拒否する迷惑行為の明示を検討していることが発表されました。
また、企業だけでなく、行政もカスタマーハラスメントの対策に動いています。東京都の「カスタマーハラスメント防止対策に関する検討部会」のメンバーでもある成蹊大学労働法の教授である原昌登先生より、カスハラに関する基礎的な知識から最新の議論の動向まで、わかりやすく解説します。
さらに、使用者側弁護士として著名な向井先生をお招きし、カスハラや従業員保護、会社を守るために実務的にどのような対策が必要なのか、ハラスメントに対する法規制についてなど、ディスカッションを行います。
成蹊大学
法学部 法律学科
原 昌登氏
■ご略歴
1999 年、東北大学法学部卒業。東北大学助手等を経て、現在、成蹊大学法学部教授。
労働法に関する審議会等の委員、司法試験委員、国家公務員試験委員等を歴任。
労働法に関するセミナーや研修の講師も多数経験。
■著書
『事例演習労働法(第4版)』(共著、有斐閣、2023年)
『ゼロから学ぶ労働法』(単著、経営書院、2022年)
『コンパクト労働法(第2版)』(単著、新世社、2020 年)
株式会社KiteRa社外取締役
弁護士
向井 蘭氏
昭和50年生まれ。
平成9年 東北大学法学部卒業。
平成13年 司法試験合格。
平成15年 弁護士登録(第一東京弁護士会)。
平成15年 狩野法律事務所(現・杜若経営法律事務所)入所。
平成21年狩野・岡・向井法律事務所(現・杜若経営法律事務所)パートナー弁護士。主に使用者側の労働事件に関与。経営法曹会議会員(使用者側の労働事件を扱う弁護士団体)。
著書に「書式と就業規則はこう使え!」(労働調査会)、「人事・労務担当者のための労働法のしくみと仕事がわかる本」 (日本実業出版社)、「社長は労働法をこう使え!」(ダイヤモンド社)「会社は合同労組・ユニオンとこう闘え」(日本法令)「メンタルヘルス不調者復職支援マニュアル」(レクシスネクシス・ジャパン社)等、多数。
下記フォームのご入力をお願いします