セミナー概要

日本企業のが関わるM&Aの案件は、年々増加傾向になります。M&A実施の目的の多くは、M&A実施後に事業成長を加速させることです。そのためには、M&Aの実施前から成長加速のための戦略的な株式インセンティブの設計を検討しておく必要があります。そこで有効な手段の一つであるM&A対象企業の株式を活用する有償ストック・オプションを紹介します。

また、有償ストック・オプションは成長を促す原動力となるとともに、複合企業の企業価値が、各事業ごとの企業価値の合計よりも小さくなってしまう現象である「コングロマリット・ディスカウント」の解決策の一つになります。

本セミナーでは、有償ストック・オプションの開発者であり、フェアネスオピニオンの評価日本1位の実績を持つ、株式会社プルータス・コンサルティングの専務取締役 岡田様をお招きして、M&A実施時のインセンティブ設計について気を付けるポイントを事例を交えて解説いただきます。

講師

株式会社プルータス・コンサルティング 
専務取締役 
岡田 広 氏

慶應義塾大学経済学部卒業。三菱UFJ銀行(旧東京銀行)、同行ニューヨーク支店、JPモルガン・チェース銀行(旧チェース・マンハッタン銀行)、ゴールドマン・サックス証券等を経て現職。ニューヨークでは、アジア通貨危機の最中、事業法人への中南米通貨など新興国通貨についてデリバティブを活用したリスクヘッジを提案し、その後も機関投資家、事業法人などの為替・金利のデリバティブセールス業務に従事。
現在は、新株予約権、転換社債、種類株式等の様々な有価証券の積極的な活用による戦略的な資本政策を提案している。